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<ボクシング>内藤選手潔く敗戦受け入れ 去就「考えます」

 35歳のベテランボクサーは、潔く敗戦を受け入れた。さいたま市のさいたまスーパーアリーナで29日に行われた世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチ。王者、内藤大助選手は12歳下の挑戦者、亀田興毅選手に敗れ、6度目の防衛はならなかった。2年前の防衛戦では、対戦した「亀田3兄弟」の次男、大毅選手の相次ぐ反則が問題に。しかし、この日は真っ向勝負のフェアな戦い。内藤選手は「相手の方が強かった。負けた自分が弱かった」と話し、今後の去就については「ゆっくりと考えます」と言葉少なに語った。

 中学時代にいじめられ「強くなりたい」と思い続けて高校卒業後からボクシングを始めた。02年4月の初の世界戦では、日本選手として史上最短の一回34秒KO負けを喫するなどの挫折を味わいながらも、07年7月に悲願の王座を獲得した。

 同年10月の初防衛戦では、亀田大選手の度重なる反則行為にもクリーンな戦いに徹して判定勝ちし、時の人になった。世界王者になる前はレンタカー店でアルバイト生活を送っていた苦労人ぶりなども世間の共感を呼んだ。

 この日は序盤から積極的にパンチを繰り出すものの、ガードの堅い亀田興選手の前に劣勢に立たされた。二回にはストレートを受けた鼻から多量の血が噴き出した上、十回にも右目の上から出血。だが、出身地の北海道豊浦町から訪れた応援団らの大声援を背に、最後まで果敢に前に出て打ち合う姿勢を失わなかった。

 試合後は「期待に応えられなくて申し訳ない」「情けない」と、観客への謝罪を繰り返した内藤選手。その言葉とは裏腹に、ファンからは「ありがとう」という言葉が掛けられた。

 試合前に「フェアな戦いをしましょう。世界タイトルマッチにふさわしい試合を」と話していた亀田興選手は、リング上で勝利者インタビューを受けた後、最後にこう言った。「内藤選手、ありがとうございました」【野村和史】

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